日本一フェーブを当てた男

フランスのお菓子で、お正月(正確にはエピファニー)に食べるアーモンドクリームのはいったパイケーキがあります。ガレット・デ・ロワというのですが、食べる時期以外にも他のケーキと少し異なるところがあります。

フェーブと呼ばれる小さな陶器の小物を、中に入れてつくり、食べるときに切り分けて、この小物が当たった人は、その日一日は王様になり、その一年は幸運な年になる、といわれているそうです。

もともとはそら豆を入れていたそうですが、いつのことからか、陶器の小物をいれるようになったとか。「フェーブ」はもともとそら豆のことなので、そのまま名前を引き継いだそうです。

このフェーブ、いろんな題材を取り入れていて、コレクターさんが結構いらっしゃるとのこと。

スイーツマニアなウチは、フェーブそのものをコレクションしているわけではないですが、今年は結構な数を食べて、フェーブも集まりました。そのうちのひとつがこれです。

クリスマスからのケーキシーズンで、

 ○クリスマスケーキ(ホール2つ)
 ○パネトーネ、パンドーロ(4つくらい?)
 ○ガレット・デ・ロワ(ホール8つ、あと1つか2つ予定)

を消費しており、大人2名でこれだけのカロリーはかなり危険な気もしています。

ガレット・デ・ロワは、お正月からスタートして、ほぼ1日1個のペースなので、すごいことになっています。

僕が食べた中で一番おいしかったのは、グレゴリー・コレという神戸のケーキ屋さんのガレット・デ・ロワでした。アーモンドクリームがカスタードと混ざったようになっていて、美味でした。

さて、この8つのガレット・デ・ロワのうち、いくつかは安全のため(PL法対策でしょうね。とくにデパートに入っているところ。)フェーブは焼きこまずに別添えになっていましたが、他のものはちゃんと中にはいっているものでしたので、今年最初の運試しをやったことになります。別添えのやつも、切り分けた後に放り込んで、ロシアンルーレットのようにして選んでみました。

結果、8戦中1つは8等分からのは外しましたが、あとの7つは4等分して選んだところ、4勝しており、今年はかなり運がよさそうです。

おそらく日本でフェーブを4つも食べ当てたのは僕ぐらいでしょうね。