熊本の繁華街でめっちゃ元気

うちの奥様のご実家の親戚関連の行事で、熊本にやってきました。もともと九州にはこれまであまり縁がなく、熊本に来たのは2回目でした。


前回は福岡を拠点に日帰りだったのですが、連休で福岡での宿がうまく取れず、熊本に1泊することに。


福岡から「リレーつばめ」で熊本までやってきて、ご親戚のおうちを回ってから宿に着いたのは23時ごろで、「チューボーですよ」を見てそのまま休むはずでした。


でも、この「チューボーですよ」がまずかった。


その夜の特集は「焼き餃子」で、例のごとく3つのお店の「巨匠」がつくる餃子をまざまざと見せつけられるのでした。ゲストは真鍋かおりで、最後においしそうにビールと一緒に平らげ、☆☆☆の判定としていたのです。


これを見ていた私たち二人して、「あー、おいしそう。」「餃子食べたくなってきた。」を連発し、さらには「ラーメン食べたい。」


いそいそとPCを立ち上げ、「熊本」「ラーメン」「餃子」で検索開始。深夜まで営業している店を絞り込んで、3つの候補をリストアップしたのでした。


さすがに土地勘もそんなにないので、はずしてもいいように近くにあった2つにターゲットを絞ってホテルを出ました。ちょうど真夜中を過ぎたあたりで、まずはタクシーを拾いに、大きな通りへ。うまくつかまらなかったので、JR駅前まで行って出発です。


向かった先は熊本城前にある熊本銀座とよばれるエリアでした。そこにある「めんくい」というラーメン店を目指したところ、この繁華街近くまで来たところで、かなりの渋滞になっており、仕方なく下りて歩き始めました。地図を持たずにPCの画面で見た記憶をた
どってだったのでやっぱりあやふやで、結局電話をして道案内をしてもらい、ようやくたどり着きました。


感じとしては、有名な店というよりは繁華街の一角にある普通の食堂風で、飲んだ後のグループが何組か入っているようでした。


店主と思しきおっちゃんに、「これが店の人気メニューだから」といって勧められた、焼き海苔が入った具満タンなラーメンと高菜ラーメン、そして忘れてはならないギョーザを1皿(おっちゃんは1枚、といっていた。ギョーカイ用語?)お願いしたのでした。



ラーメンは、比較的あっさりしていて、具にはチャーシュー、煮卵、きくらげ、ねぎ、刻んだ揚げにんにくなどに加えて、でっかい焼き海苔が4枚入っているのですが、最後にスープを頂いたときに、この焼き海苔のいい香りがスープに溶け込んでいてとてもおいしかっ
たのでした。餃子はまあ庶民的なもので、格別に何かというわけではなかったのですが、「ギョーザモード」になっていた僕はひとまず満足したのでした。


さて、店の外にでた私たちですが、ついついもう1軒も気になってしまい、とりあえずその店を探してみることに。歩いて1分くらいのところで、ビルの1階花屋さんの奥にある「こだいこ」はすぐに見つかりました。ここも繁盛していて、店の外ですでに1グループ
が待っていました。


ここまできたら引き返せない。5分くらいです、といわれていたのに2人だった僕らのほうが先に入れてしまって、そそくさとカウンター席につきました。


ラーメンにもいくつか種類があるのと同時に、サイズが3種類あって、一番小さな「スナックラーメン」サイズでキムチラーメンとこだいこ定番のラーメン、そして忘れちゃいけない、餃子を1枚お願いしました。



ここの麺はけっこう硬めで、自家製ということで独特の香りがするものでした。どちらかというと、味は濃いめのスープで、硬い麺と合わさってインパクトのある味です。さらにキムチのほうは辛さが加わり、食欲が増進されるのでした。


また、餃子はコロンとしていて、餡にはあまり味付けがされていない感じでした。酢醤油をちゃんとつけたほうがおいしい。焼き、というよりは炙ったあるいは揚げた、という感じの焼き加減です。


ラーメンやさんを深夜にハシゴするとは思っていなかったのですが、帰りのタクシーを拾おうと大通りに向かって歩いていると、ケーキ屋さんを発見してしまいました。


せっかくなので、覗くくらい、ということで店内にはいると、次から次へとお客さんが入ってきます。7割くらいは近くのお店の人たちで、アントルメにメッセージをつけてもらって、お客さんのバースデーケーキとしてそそくさと買っていきます。携帯で電話しなが
ら「あ、ママ?あの誕生日っていうお客さん、名前なんだっけ?」などと店内はにぎやかなものでした。


結局僕らは明日の朝ごはんという名目で、2つ買って帰りましたとさ。


こうして、熊本での夜遊びは無事終了したのですが、3つめのラーメン屋さんがいまだに気になっており、次回やってくるときに必ずやっつけよう、ということで、また来る楽しみができました。